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初心者のドライバー飛距離、おすすめはどれくらい?

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ゴルフの初心者はドライバーがどれくらい飛べばいいの?   

ゴルフを始めてすぐの人は、どれくらいドライバーが飛べばいいのか、という基準がわからない場合も多いでしょう。

もちろん、筋力のある人、ボールの扱いの上手な人、年齢によっても違いがあるので、単純な基準を設定するのはとても難しいのですが、ある程度の目安ができれば、それを目標に練習ができます。         

この記事ではゴルフ初心者ドライバー飛距離おすすめはどれくらいなのか、どれくらい打てるようになればいいのかの目安を分かりやすく解説します。                                                      

ドライバーの飛距離とは                         

単に飛距離といっても、ボールの種類、クラブによっても違ってきます。また、気温や風などの気象条件によっても変わってきます。これらを理解して飛距離を把握しないと正しい数字はわかりません。どんな要素があるのでしょうか。

気象条件による飛距離の違い

ゴルフの飛距離に大きな影響を及ぼすのが、風の向きと気温です。風は向かい風(アゲンスト)の時は飛距離が落ちますし、追い風(フォロー)の場合は飛距離が伸びます

風速5m位の風で、飛距離はアゲンストの場合15%程度落ちますし、フォローの場合は10%程度伸びます。

これらの数値はボールの高さやドローかフェードといった球質によっても違ってきます。

また、気温によっても飛距離は変わり、夏の暑い時期の方が飛距離は伸びます。夏と冬では、30度以上から5度以下まで気温が変わり、飛距離も10ヤード程度は違ってきます。

レンジボールとコースボールの違い

レンジボールとは打ちっぱなしの練習場などで使われるボールで、ラウンドで使用するコースボールより飛距離はでません。これは練習で使われるボールなので耐久性を重視しているからです。

レンジボールはコースボールに比べて、飛距離が10%程度落ちてしまうので、ドライバーの場合は20ヤード程度の差があります。

飛距離はキャリーとランの合計

キャリーとはショットをした地点からボールが落ちた地点までの距離のことで、ランとは落ちた地点からボールが転がる距離のことをいいます。

このキャリーとランを足した数字が飛距離になりますが、ランは落ちた地点の状況によって変わります。下り坂に落ちればランは増えますし、ラフなどの芝が長いところに落ちるとランは大幅に減少します。

つまり自分のキャリーを飛距離と思っていると、上達してきたときにより戦略的にコースを攻められるので、自分のキャリーを正確に把握しておくことが大切です。    

フェードかドローでランの距離が変わる

フェード(右に軽く曲がるボール)かドロー(左に軽く曲がるボール)によってもランが違ってきます。

  • フェードはボールが上がりやすく、またボールの回転の影響からランは出にくくなります。
  • 一方、ドローは低めのボールになりやすく、さらにランが出やすくなります。

つまり、キャリーが同じならドローボールの方が飛距離は出やすくなります。

フェースの芯に当たれば飛距離は出る                 

女子プロゴルファーの体格や筋力は男性アマチュアに比べて優れているというわけではありません。例えば2023年の賞金女王の山下美夢有選手は身長が150㎝ですが、ドライバーの平均飛距離は238ヤードです。男性のアマチュアゴルファーの平均飛距離は200ヤードから230ヤードですので、アマチュア男性以上には飛ばしています。なぜそのようなことが可能なのでしょうか?

ヘッドスピードが速いと飛距離は出る

ヘッドスピードとはインパクト時点でのヘッドのスピードのことです。ヘッドスピードはクラブの種類によって違いますが、シャフトの長いドライバーのヘッドスピードが全クラブの中で最も速くなります。

320ヤード以上の飛距離があり、飛ばし屋で知られる男子プロの河本力選手のドライバーのヘッドスピードは55.4m/sもあります。

このようにヘッドスピードは飛距離を伸ばす大きな要因となります。

ミート率とは

ヘッドスピードがあれば飛距離が伸びるのは確かですが、山下美夢有選手のドライバーのヘッドスピードは40m/s位で、一般のアマチュア男性と同じか、もしくは遅いかもしれません。それでも、女子プロゴルファーが飛距離を出ているのはミート率が影響しているからです。

ミート率は、どれだけ効率よくボールを打てているかを数値化したもので、ミート率が高まると飛距離は伸びます。

「ボールの初速÷ヘッドスピード」がミート率でボール初速が50m/sで、ヘッドスピードが40m/sだとすると、50÷40=1.25がミート率になります。一般的なアマチュアのミート率は1.3程度ですが、トッププロになるとミート率は1.5近くになります。

前出の山下選手の場合、ミート率は1.49程度と非常に高い数値になっています。

アマチュアゴルファーの場合、上級者であれば、1.35~1.4ですが、アベレージゴルファーであれば1.3程度をミート率の目安にすればいいでしょう。更に初心者の場合は1.25位が目安になります。

ヘッドスピードやミート率は、スイング計測器やゴルフシュミレーターなどでは簡単に計算結果が表示されますので、一度そのような設備のあるゴルフ練習場に行って計測してみると分かりやすいですよ。

 

初心者はどれくらいの飛距離を目安にしたらいいの?

上の計算の逆で「ヘッドスピードxミート率」がボールの初速になります。そしてボール初速の約4倍程度が飛距離になります。この式から飛距離の目安がわかります。

一般アマチュア男性の飛距離の目安

一般アマチュアのヘッドスピードは37~43m/s位です。

例えば、40m/sのヘッドスピード、ミート率が1.3であれば初速は40x1.3=52m/sになり、その4倍とすると208ヤードが飛距離になります。そして、ドライバーのランは20ヤード程度あるので、キャリーは190ヤード程度と言っていいでしょう。

少し筋力のある人ならヘッドスピードが42~43m/s程度になりますから、飛距離は220ヤード程度になります。

男性初心者の飛距離の目安

初心者の場合、ミート率は低くなりがちで1.2程度とすると飛距離は190ヤード程度です。

つまり、一般的な男性のビギナーが、レンジボールを使用する練習場でドライバーを打つと、170~180ヤード近辺にボールが落ちることを目標にすれば良いでしょう。

 

女性初心者の飛距離の目安

女性初心者の場合、ヘッドスピードは30 m/s位です。そしてミート率を1.2とすると飛距離は145ヤード程度になります。

すると130ヤード地点にボールが落ちることが目標になります。

 

 

飛距離が出ることだけがゴルフじゃない                         

ゴルフのラウンドで、ドライバーでどれだけ飛ばすかは醍醐味の一つで、少しでも遠くに飛ばしたいと思うのは正しいことです。

しかし、ゴルフの面白さはドライバーだけではありません。飛距離以外に何に注意したらよいのでしょうか。

飛距離が重要な理由

飛距離はゴルフのスコアアップにとってとても大切な要素の一つです。

ドライバーに限らず、飛距離が出れば次のショットは、よりやさしいクラブを使えます。そのためプロは少しでも飛距離をアップするようにトレーニング積んでいます。

アマチュアも同じで、飛距離が出る人の方が有利なことは間違いありません。

しかし、飛距離は出るけれど、方向が定まらない人はスコアアップを期待できません。

初心者は飛距離を出すことよりも、200ヤード程度のキャリーがでれば良いと考えた方が早く上達できます。                                               

ゴルフ初心者にとって効率よく飛距離を伸ばす方法はミート率の向上

飛距離を上げるには、ヘッドスピードとミート率が要因になりますが、初心者はミート率を上げる方に集中した方が良いのです。

ミート率はボールを芯でとらえることと、ボールを押し出す力がどれだけあるかで決まります。

初心者の場合、フェースの芯でボールが捉えられる頻度はとても少なく、芯を外した結果、飛距離が大幅に落ちてしまったり、大きく曲げてしまうことが多いのです。

ボールの方向性を安定させながら飛距離を上げたいのなら、まずはしっかりとフェースの芯でボールをとらえる練習を優先させましょう。         

まとめ                             

初心者の飛距離の目安はさまざまな条件や要素によって違っていますが、ヘッドスピードとミート率から自分の目安がわかります。これらの値を把握するには専用の測定器が必要になりますが、ゴルフショップなどの試打スペースやゴルフ練習場にが、このようなデータがわかる設備を備えているところもあるので、そこで測定して自分の適切な飛距離を把握してみてはいかがでしょうか。

ゴルフ初心者が男子プロのような飛距離をいきなり目指して力んでフォームを崩していては本末転倒です。まずは今の自分の筋力や体の使いから可能な範囲の飛距離を目標にして、方向や距離の確度を高めることから始めましょう。自分一人でこのような判断をするのが難しい場合には、最初のうちはゴルフスクールなどに通うのがおすすめです。

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