
古いボールを使っているとどうなるの?
そんな疑問を持つことがあります。
ゴルフボールには
- 新品のボール、
- 新品のまま長年使わずに放置してあるボール(未使用だけど古い)、
- 使い古したボール
など、いろいろとあります。また、ゴルフショップではゴルフ場でOBなどによる紛失ボールを集めてロストボールとして売っています。
この記事では、古いボールは飛距離が落ちるのかどうか、そもそもゴルフボールには寿命はあるか、また、新しいボールと古いボールにはどんな差があるのかを分かりやすく解説します。
古いボールは飛距離や性能、プレーに影響ある?
ボールが古くなると少なからず性能に影響がでます。ただし、現在のボールは昔の糸巻きボールに比べて品質が上がっているので、古いボールを使っても影響を感じることは少なくなっています。
飛距離に影響はある?
きちんと保管していれば影響は少ない
ボールが古くなると飛距離が落ちますが、その落ち方は数年たっても1-2%程度と言われています。
新品のボールをきちんと保管していた場合、アマチュアにとってはほとんど影響のない範囲といえます。
ロストボールは思わぬ劣化をしていることもある
一方、自分で拾ったボールなどを使っている場合、環境によるゴムの劣化が大きく、飛距離が極端に落ちる場合もあります。
ボールの古さはスピン量に影響ある?
ラウンドで何回も使っていて傷が多くあるようなボールは明らかにスピン量に影響がでます。傷のつき方にもよりますが、空気抵抗が大きくなるのでスピン量が増えてしまいます。
ゴルフボールが割れるリスクはある?
たまにゴルフ場で割れたボール見つけることがありますが、かなり古いボールでゴムが劣化していない限り、通常はボールが割れるということはありません。
古いボールとする基準は?
メーカーとして明確な基準は無い
ゴルフボールにはメーカーによる使用期限などは設定されていません。プロゴルファーは試合などで数ホール毎に新しいボールに変える選手もいます。
従って「古い」とする基準もバラバラです。
保存状態を基準にして判断する
アマチュアの場合、保存が適切であれば、数年前のボールでも十分に使用できます。
上級者は古いボールの場合、多少の違和感があるかもしれませんが、初心者の場合はほとんど気が付かないはずです。
使ったラウンドの回数を基準にして判断する
プロは試合で使ったボールを次のラウンドで使うことはほとんどなく、アプローチ、バンカーやパターの練習用のボールにしているようです。
アマチュアの場合は、傷の状況で次のボールに交換しても良いでしょう。

例えば、カート道に当たって明らかに凹みや擦り傷が目立っていると交換するタイミングかもしれません。
ゴルフボールの保存状況をよくするにはどうすればいい?
ゴルフボールが最も影響を受けるのが保存状況です。
長時間の暑さ・熱を避ける
特に夏の暑い時期に車の中に放置しておくと、表面のゴムが劣化してしまいます。それがしばらく続くと中のコアの部分まで劣化しますので、飛距離が極端に落ちてしまいます。
ゴルフバッグを車の中に入れっぱなしにしているゴルファーも多いようですが、これは避けましょう。ボールの劣化とともに、クラブのグリップも熱で劣化が早くなるので、次のラウンドの時にベタベタになってしまうかもしれません。
長期間、水中にあると劣化が激しい
またゴルフボールが長期間、水の中にある場合も劣化が激しくなります。
ロストボールは購入しても良い?
ゴルフショップで販売しているロストボールは間違いなく「古いボール」です。
ロストボールとは?
ゴルフ場で林や池の中に入ってしまったボールをゴルフ場やゴルフ場から依託された専門業者が回収し、それを洗浄、分類して再販売しています。
そして、ショップではメーカーなどがバラバラのまま、ひとまとめにして販売しているものや、ブランドを統一して販売しているものがあります。
ロストボールの選び方
メーカーなどがバラバラのものは程度があまり良くない例が多いようなので、できればブランドが統一されているセットを選びましょう。
また、傷が多いものや色が変色しているロストボールは避けた方が無難です。
まとめ
ゴルフボールは多少古くても大きな差が出ず、古さよりも保管状況や傷の状態の方が、影響が大きいのです。
ボールを無くしやすい初心者は新品のボールではなく、ロストボールを使っても問題ないと言えますし、新品とロストボールの価格差が大きいので、最初の内は積極的にロストボールを使った方が良いかもしれません。