
ゴルフって一人でも始められるのかな?ゴルフに興味があるけど周りに教えてくれたり、一緒に打ちっぱなしやコースに行ってくれるような親戚や友達がいないんだけど。。
SNS、動画、テレビや雑誌などをきっかけにして、せっかくゴルフに興味を持ち始めたのに、こんな不安お持ちの方は少なくないようです。
でも、安心してください!
ズバリ、ゴルフは一人でも始められます。
他の球技と違って練習相手が必要のないゴルフは道具さえあれば一人で始めることは可能です。
一人で始められるとはいえ、どのように始めたらよいか、始めるには何が必要かなどわからないことだらけだと思います。
この記事ではゴルフを始めるにあたって最低限必要なこと、一人でのゴルフの始め方について現役のゴルフコーチが分かりやすく解説していきます。これからゴルフを始めてみようと考えている方は是非参考にしてみてください。
ゴルフを始めるきっかけは親や友人、知り合いがゴルフをやっていていて誘われたが多い
一人で始めるといっても、きっかけとして多いのは身内や友人など身近にゴルフをやっている人がいて誘われたり、職場でゴルフコンペがあってやらなけらばならない状況になった、などでしょう。
そのようなきっかけで始められる方は、必要なものや始め方を教えてもらえたり、一緒に練習やコースに行く人がいることが多いので心配はありません。
その一方で、似たような状況でも、ゴルフの練習を一人で始める人もいると思います。そのような方でも心配なくゴルフは始められます。その理由を解説します。
一人ゴルフOKのゴルフ場も増えている
一人でゴルフを始めて練習している方の一番のハードルはゴルフコースに出ることではないでしょうか。
ゴルフコースでのラウンド、二~四人じゃないと予約してはいけない、と思っている方もいるでしょう。
昔は実際にそうでしたが、今は「一人予約」というものが存在しており、様々なゴルフ場で1人での予約を受け付けています。
ネットでも予約ができたりして、非常に便利になっています。一人予約専用の枠となっているので1人1人の予約を組み合わせてプレーする形になります。安心してゴルフ場に行ってみましょう。
一人ゴルフの始め方
一人でゴルフを始める、といってもどのように始めたらいいかわからないという方がほとんどでしょう。
- ゴルフクラブを買わなければ始められないのか、
- 最低限必要なものはなにか、
- 練習場での練習の仕方、
- ルールなどの学び方
などゴルフを始めるのに必要なものや、知っていた方がいい知識などについて、解説していきます。
練習場に行く際に必要なもの
練習場に行く際に必要なものや用意するべきは、
- ボール代(数百円~高くても1000円ほど)
- 運動できる服装
- できればグローブ(手袋)
があれば十分でしょう。
ゴルフを始めるにあたって、口コミで人気のゴルフスクールなどでレッスンを受けて、基礎から習うのもありです。変な癖がつかなくてよいのですが、その分お金もかかるのでお財布事情と相談してみてください。
ゴルフクラブを買う必要はある?
ゴルフクラブを持っていなくても、練習場ではクラブ1本を数百円で、ゴルフ場でもクラブセットを数千円で貸してくれるところもあります。そのため、最初からゴルフクラブを買う必要はありません。
ゴルフシューズもレンタルしてくれるゴルフ場も多くありますので、ゴルフを始めるハードルはそんな高くないでしょう。
最低限、最初に買う必要があるものは何?
「ゴルフクラブは買わなくても良い」と言いましたが、それ以外に、最低限買っておいた方がいいものはいくつかあります。
グローブ
まずは身に付けるもの、とくに「グローブ」です。
スイングの際に滑りにくくするためや、手が痛くならないために、グローブだけはあったほうがいいので、しっかりとあなたの手のサイズにあうものを買っておきましょう。数百円から1500円くらいのもので十分です。(夏用と冬用があります。消耗品ですので高すぎないようにしましょう。)
|
運動の出来る服と靴
服装は練習場に通うだけであればゴルフウェアである必要はありませんが、できれば運動の出来る服と靴があるとよいでしょう。
ルールや基本は本で勉強した方がいい?おすすめの本はある?
ゴルフに限らず、スポーツにはそのスポーツ専用のルールやマナーがつきものです。
基本的なルールやマナーはある程度理解しておいた方が良いのは間違いありませんが、ゴルフはルールが難しい部分もあり、読んでみるだけでは分かりにくく、実践してみないと理解するのが難しい内容もあります。
ただ、本やネットに分かりやすくルール解説されているものもあるので、ゴルフ場へ行った際の最低限のマナーやルール、スタート前のマナーやルールを学んでおくと良いでしょう。
それ以外のルールやマナーは独学では難しい点も多いので、経験のある上級者の方やレッスンに教えてもらえるとよりちゃんと学べるでしょう。
本やDVD、無料youtube動画と打ちっぱなし練習場で上達できる?
スイングやルールなどを本やDVDで学ぶのも良いでしょう。
また今の時代、youtubeやインスタグラムなどで動画で知識を得たりすることも大いにあるでしょう。
これらから得た知識で練習場で実践してみるだけでも多少の上達はできますが、何が良くて何が悪いかや自分のスイングが果たしてできているのかがわかりにくい部分でもあるので、100%上達できますとは言い切れません。
ですが、ゴルフの始まりは人のスイングの真似をすることからでいいので、動画をみながら真似てみてゴルフを経験していきましょう。
ゴルフスクールに行くメリットは?
ゴルフを始めるにあたって、ゴルフスクールに通うべきかどうかを考える人も多いでしょう。
ゴルフスクールのメリットはルールやスイング、体の使い方やストレッチの仕方などゴルフに必要な基礎の部分からしっかり学べる事です。
デメリットとしてはレッスン代がかかるので、一人で練習するよりもお金がかかってしまうことと、レッスンの時間や日程が決まっている場合が多いので、好きな時にだけ練習、というわけにはいかないことです。
ですが、スクールに通って損することはないので余裕がある方は、体験レッスンだけでも行ってみるといいでしょう。
打ちっぱなしゴルフ練習場の使い方は?
ゴルフを始めて、最初に行くであろう打ちっぱなし練習場の使い方は人それぞれあると思いますが、まずはその練習場のルールに従って、思うようにスイングして球を打ってみましょう。
ただがむしゃらに球を打つのもいいですが、動画を撮って実際に打っているのを確認してスイングチェックしてみると改善点が見えてくるので良いでしょう。撮った動画のスイングとプロのスイングやその練習場にいる上手な人のスイングと比較して修正していくのも効果的です。
また、ほとんどの練習場に鏡が設置されていると思いますので、鏡を見ながら動作や形の確認をするのも良いでしょう。
どれくらいうまくなったらゴルフ場デビューしても大丈夫?
コースデビューは、
- 一人でなのか初心者同士なのか、
- ある程度経験があるルールやマナーがわかっている人と回るのか、
などデビューする際の状況によって変わりますので、「いつならいいです」と断言できることではありません。
いくら打てるようになっても、最低限のルールやマナーがわかっていなければだめですし、ルールやマナーがわかっていても1回も打ったことない状態ではダメです。
ですが、これではいつまでたってもコースデビューできないので、目安としては最低限のルールやマナーを学んで、空振りせずちょっとずつでも前に進むようになればデビューしても大丈夫でしょう。
ラウンドレッスンって何?コースデビュー前に受けておいた方がいい?
「ラウンドレッスン」というのは、練習場でのレッスンとは違って、実際にゴルフコースに出てラウンドしながらレッスンを受けることです。
打ちっぱなし練習場と違って
- 傾斜した場所からの打ち方・構え方
- バンカーでの打ち方
- パッティングやアプローチ
など実践的なレッスンを受けることができるだけでなく、状況に応じたゴルフ特有のルールやマナーも同時に学べるので、ラウンドレッスンはコースデビューには最適と言っても良いかもしれません。
とくに、一人で初めて一人でコースデビューする、という状況の方や、ゴルフ初心者同士で始めた方には、ラウンドレッスンはとてもオススメです。
一人でもゴルフ場でプレーする方法はある?
結論から言えば、一人でゴルフ場でプレーする方法はあります。
一人でプレーさせてもらえるゴルフ場もあれば、一人予約の人を集めて1組にして、知らない人とプレーするゴルフ場もあります。
ただし、すべてのゴルフ場で可能というわけではないので、一人でゴルフ場に行きたい際は、事前に一人予約や一人プレーが可能かどうか確認しましょう。
ここからは、一人でラウンドする際の注意点や一人で予約した際に起きる状況、一人でもゴルフ場に行く目的などご紹介していきます。
一人でラウンドできるゴルフ場が増えている
冒頭でも紹介しましたが、昔と違って、今は一人でもラウンドできるゴルフ場が増えてきています。
文字通り一人で予約して一人でプレーができ、プレーの遅延にならないように気を付ければ、数回打ちながら練習しながらプレーすることも可能でしょう。
ゴルフ場によっては、「早朝や薄暮のハーフなら一人でも可能ですが、それ以外の時間は他の組に同組になる可能性がある」など、時間やプレースタイルが限定されている場合あることもあります。
予約の際に
- 一人でプレー可能なのか、
- 割り増し料金がいくらかかるのか、
- 他の人と組み合わせになることがあるか
など確認しておくと良いでしょう。
一人ゴルフの注意点
スロープレーにならないようにする
一人でゴルフ、ラウンドをする際の注意点は、一人だから数回打ちながら練習するといったことも出来ますが、それでプレーが遅延して後続組を待たせてはいけません。
本来、人数が少なければそれだけ打つ回数も少なく、進行も早いはずなので、一人でプレーして遅れてしまうのではゴルフ場側からも警告を出されてしまいます。
道具の置き忘れに気を付ける
また、一人ゴルフに限ったことではないですが、一人の時ほど道具の置き忘れなど忘れ物にも注意しましょう。
増えてきたとは言え、一人ゴルフは主流ではないのでゴルフ場では受け付けていないところもあり、ややハードルは高いかもしれませんが、最低限のルールマナーを守っていれば大丈夫です。
1-2人で来た人同士でパーティを組むゴルフ場もある
ゴルフ場によっては、一人でプレーすることはできないが、他の一人や二人で予約の人と組み合わせてラウンドする方法をとっているところもあります。
また、初めましての方とラウンドするのでお友達が増えたり、他の人のスイングを見て新たな学びがあったりと、プラスになる部分も多いでしょう。
1-2人で来た人同士でパーティを組む場合の注意点
他の一人や二人で予約の方と一緒にラウンド・プレーすることになった際、お友達が出来たり新たな学びが合ったりとメリットもありますが、注意しなければならない点もあります。
まず、初めましての人と5時間~6時間を一緒にラウンドすることになります。
お互い気持ちよく楽しくラウンドをするためにも、挨拶や最低限のマナーを守って、コミュニケーションをとるようにしましょう。
上達したらゴルフ場のオープンコンペや月例コンペに参加してみよう
ゴルフ場にはオープンコンペと呼ばれる誰でも参加できるようなイベントや、月例杯や○○杯と名のついた、ゴルフ場主催の大会のようなものがありますので、それに参加してみるのもよいでしょう。
どちらも一人で申し込みをして組み合わせをしてもらうような形になるので、メンバーを集める必要もなく、気軽に参加できます。
プライベートのラウンドと違って、スコアによって順位付けをされるので、自然といつもより慎重に、真剣にプレーすることになりますので、いい緊張感を味わえるでしょう。
ゴルフ場のオープンコンペや月例コンペに参加する場合の注意点
一人や二人予約の方と一緒にプレーする際と同様、コミュニケーションをとることや、場の空気を乱さないことは大前提ですが、オープンコンペや月例杯に参加する際は、さらに注意すべき点があります。
それは両方とも競技性のあるラウンドになるので、ルールに反したり、適当なプレーはしてはいけないということです。
とくに月例杯は毎月開催される競技なので、最低限のルールが理解できていないと周りに迷惑をかけてしまいます。多少経験を積んで、落ち着いてプレーできるようになったり、ルールを理解できていると実感したりなど、少しゴルフが上達してから参加することをオススメします。
まとめ
昔に比べるとプレー代などの金額面も含め、今はとてもゴルフを始めやすい環境になっています。
クラブを持っていなくてもレンタルできる練習場やゴルフ場も多く、最低限のルールとマナーを学べば一人でラウンドも可能です。
ゴルフは年齢関係なく始められ、年齢関係なく出来るスポーツです。
是非、この記事を参考にしていただき、ゴルフを始めてみてください。