飛距離が年齢とともに落ちてきた! どうすればいいの?

なんだかドライバーの飛距離が落ちてきた
いいゴルフクラブに変えたし、練習もしてうまくなってるはずなのに。。。
ゴルフを始めた若いころはどんどんうまくなって、飛距離も伸びていたのに、40代後半から50代ともなってくると、特に飛距離が落ちてくることで悩む人が増えてきます。
各ゴルフクラブメーカーも技術開発で飛ぶドライバー、飛ぶボールを開発しています。それでもピークの時より10から30ヤード短くなっている、、というゴルファーも少なくないようです。
飛距離が年齢によって落ちるというのは、やはり仕方のないことなのでしょうか?それとも効果的な対策法があるのでしょうか?
この記事では40代50代以降、年齢を経て飛距離が落ちてくる理由や、飛距離が落ちてきたときに、どう対策すればよいかを紹介しましょう。
年齢によって飛距離が落ちてくる理由
年齢で飛距離が落ちるのは当然
年齢が上がれば飛距離は落ちてきます。どんなアスリートも体力の絶頂期は20歳代前半までです。また、筋力はトレーニングによりますが、30歳代から40歳代までは維持されるそうです。それ以降は徐々に低下していきます。
つまり50歳代になると体力も筋力も落ちてくるのです。ゴルフでも同じです。
年齢とともに飛距離が落ちるのは当然という意識をもつことがとても大切です。「こんなはずはない」という気持ちを持っていると、力が入ってしまいスイングそのものを崩してしまいます。
男子プロや女子プロもシニアツアーがある
男子プロゴルファーは50歳になるとシニアツアーに出場できるようになります。日本のゴルフの3大ツアーは男子レギュラーツアー、女子レギュラーツアー、そして男子シニアツアーです。
女子の場合はレジェンズツアーと呼ばれる45歳以上のプロゴルファーが参加できるツアーが2004年から開始されています。
飛距離の落ちてきているシニアのプロゴルファーが若いプロゴルファーと同じ土俵で戦うのは不公平なので、別に戦う場があるのです。
飛距離を維持してさらに伸ばすコツ
自分より若い人とラウンドをして彼らより飛ばなくても、「まあ仕方ないや、、」とあきらめもつくでしょう。しかし、同年代の人に対しては、より飛ばしたいという気持ちになるのは当然ですし、飛べば満足感が生まれます。飛距離を維持するにはどうしたら良いのでしょう。
自分にあったクラブ選択が重要
自分に合わないクラブ選択は避けましょう。例えばヘッドスピードが落ちてきているのにSシャフトをつけていると、ヘッドが走らなくなり飛距離が落ちます。SRやRに変えるのも考えましょう。
また、ロフトも大切です。ボールが上がらなくなっているのに、9°とか9.5°のロフトを使うとキャリーが落ちて、飛距離がさらに落ちます。
ヘッドスピードを気にしすぎず、スマッシュファクターを上げる
女子プロは男性アマチュアと同じくらいのヘッドスピードでも、男性アマチュアより飛ばします。これは男性アマチュアよりスマッシュファクター(ミート率)が高いからです。
スマッシュファクターとは(ボールの初速)÷(ヘッドスピード)で最大1.5程度です。ヘッドスピードが落ちてきているわけですから、ボールの初速が上がるようにすれば飛距離は維持できます。
ボールの初速に大きな影響を与えるのが、クラブの芯にあたること、クラブの入射角などいろいろとあります。自分のスイングがどの程度の数字を持っているのか調べてみましょう。
飛距離が落ちてきたときの効果的な対策
ティーイングエリアにもシニアティーがある
ゴルフ場に行くと、ティーイングエリアが分けられています。一般的には
- ブルーティー(バックティー)、
- ホワイトティー(レギュラーティー)、
- レッドティー(フロントティー/レディースティー)
になっています。
これら以外にシルバーティー(シニアティー)というティーイングエリアを設置しているゴルフ場もあります。
ホワイトティーとレッドティーの間に設置されていて、シニアになって飛ばなくなった男性ゴルファーのために設置されているティーイングエリアです。飛ばなくなった男性でも、レディースティーを使うのはプライドが許さない、という要望が強くあるからだそうです。
クラブ選択で対応する
どんなティーイングエリアを使用しても、セカンドショット以降に優遇はありません。これはクラブ選択によって飛距離を調整できるからです。
例えば残り120ヤードであれば、飛ぶ人はピッチングウェッジなどを使いますが、飛ばなくなった人は9番アイアンや8番アイアンを使えば良いのです。
もちろん、8番や9番アイアンはピッチングウェッジに比べてショットが難しくなりますが、グリーンオンだけを考えると、飛距離が落ちたことを気にする必要はないのです。
飛距離が落ちてもスコアを落とさない方法
飛距離以外でスコアメイクする
ドライバーでビッグショットを打つと気持ち良いですし、ゴルフの醍醐味の一つと言っていいでしょう。
でも、ドライバーのナイスショットのあと、セカンドショットでダフったり、左右に曲げてトラブルになってしまい大たたき。そしてラウンドが終わってみると、スコアはいつも通りでがっかり、という経験は皆さんがお持ちですよね?
そうです、ゴルフは飛距離だけではないのです。
セカンドショットの精度を高める
飛距離が出ると、次のショットが楽になるのは間違いありません。しかし、飛距離が落ちてきているという事実は変えられません。
大切なのはセカンドショットの精度を高めることです。そして、2打目以降で、無理にグリーンオンを狙わずに、自分が打ちやすい場所に「ボールを運ぶ」という意識を持ちましょう。ラフやバンカーを避けて自分が最も得意とする距離を残すようにボールを運ぶのです。
100ヤード以内のマネージメントが大切
残り100ヤード以内の場合、必ずグリーンオンしたいですよね。この場合、打球の方向性が最も大切ですが、飛距離も大切です。ダフってショート、トップしてオーバーなどはがっかります。
飛ばすための飛距離ではなく、ボールを落としたい場所に落とすための飛距離を打てることが大切なのです。
まとめ
年齢で飛距離が落ちてくるのは当然ですが、どうすれば良いか、という視点で説明してきました。
飛距離を伸ばそうとしてスイングを崩すより、自分にあう道具やミート率を上げる努力をすると、飛距離の維持や向上につながります。