ゴルフスクールには
- 月数回の月会費制、
- チケット制、
- 都度払い、
- 短期集中、
- 通い放題のサブスク制
など、様々なレッスン回数と料金の組み合わせがあります。しかし
- 毎日通うのが上達が早いのか、
- 週1回がベストなのか、
- 月2回でも十分なのか、
を知りたいですよね?実際、ゴルフレッスンにはどれくらいの頻度で通うのが上達スピードが早く、コスパが良いのでしょうか?
この記事では、この点について、
- ゴルフレッスンの頻度と上達にかかる期間やコスパの関係
- それぞれのメリットとデメリットを比較
- ゴルフのレベル別、ゴルフレッスンの頻度の選び方
- ゴルフ上達の効率を上げるための自主練習のポイント
をプロのゴルフインストラクターが解説します。
ゴルフレッスンの頻度と上達にかかる期間やコスパ・メリットとデメリットを比較
レッスンに通う際にどのぐらいの頻度で通えばいいのか、上達するのにどのぐらいかかるのかなどレッスン期間で悩む方は多いのではないでしょうか。
レッスンに通う回数が多くなればそれに伴って出費も増えていくので、お財布事情にも影響が出てきます。
また、回数に限らず上達スピードは人それぞれです。
ここからはレッスンの頻度による上達具合と費用について紹介していきます。
月1回ではゴルフ上達は難しい
まず単刀直入に月に1回レッスンでスイング指導を受けているだけでは、ゴルフの上達スピードは速くありません。
ですが、レッスンを受けた後どのように自主練習を行うか、次のレッスンまでどのように練習するかによって上達具合はかわります。
また、月に1回だけのレッスンを受ける場合、一番のメリットは出費が少なく抑えられることです。
単発レッスンはもちろん、初回支払いの複数回のチケット制のレッスンでも1回の単価、年間のコストで考えたら非常に安く済みます。
月2回~月3回ではレッスンの間隔や自主練習次第
月2回~3回レッスンを受ける場合は、どのぐらいの間隔でレッスンを受けるかにもよります。月1回に比べると単純に練習頻度が増えるため、上達が見込める上、レッスン費用もそれほど増えません。
月2~3回の間隔が短い場合、例えば月2-3回のレッスンを最初の週にまとめて受けるような場合、次のレッスンまでの間隔が開くため自主練習の期間が長くなります。
逆ある程度の間隔を開けて10日に一回や2週間に一回と均等なペースで月2~3回の場合、次のレッスンまでの期間が短いので自主練習の期間も短くなります。
いずれにしても、レッスンの日だけ練習をする方は、レッスンの間隔が開くと練習しない期間も開いてしまうので上達には繋がりにくいでしょう。
月4回~週に1回ゴルフレッスンを受ければ安定的に上達に繋がりやすい
次に、間隔はバラバラだが月に4回レッスンに通う場合と、週1回決まった間隔でレッスンに通う場合についてです。
間隔に限らず月4回、週1回レッスンに通うと、自ずと練習回数が増えているため、月1回の場合や月2~3回レッスンを受ける場合に比べ、安定的に上達には繋がりやすいと言えるでしょう。
レッスン費用については、単発レッスンや回数制のレッスンなのか、それともマンツーマンのパーソナルレッスンなのか、どの体制でレッスンを受けるかによって大きく異なります。
そして月2~3回同様、間隔次第では自主練習の期間が長くなったり、練習しない期間が長くなったりするので、なるべく決まった間隔で、費用面も考慮してレッスンを受けることをオススメします。
月4回、週1回レッスンというゴルフスクールは多いですが、スケジュールが組みやすい点だけでなく、コーチ・インストラクターに教えてもらうレッスンと、それを定着させる自主練習とのバランスが取れればコスパも良く、多くの人にとって上達見込みが高くなる点を考えると、コスパが良く、スクールの実績としても打ち出しやすいバランスの良い頻度だと考えます。
週に2回~3回レッスンに通う場合 短期間でも上達に繋がりやすい
次に週1以上のペース、週に2~3回レッスンに通う場合です。
これまでの紹介した回数に比べるとレッスンに通う回数が格段に増え、練習する回数が増えるため上達の見込みもかなり上がりますが、出費ももちろん多くなります。
単発で受けるにせよ、複数回の回数制・チケット制でゴルフレッスン受けるにせよ、1か月で考えると費用が多くなるので要注意です。
毎日ゴルフレッスンを受ける
最後は毎日レッスンを受ける場合です。
まず練習量が圧倒的に多くなるだけでなく、毎日クラブを握ることで身体が覚えやすく間違いなく上達に繋がります。
しかし、レッスンに通う回数が毎日になるという事はそれに伴って出費も多くなります。
レッスンの回数が増えれば間違いなく上達に繋がりますが、出費も多くなるのでお財布とよく相談してみてください。
また、疲労がたまるとけがの原因にもなりますので、レッスンの後のストレッチなど回復にも注意を払ってください。
ゴルフのレベル別、ゴルフレッスンの頻度の選び方と効率を上げるための自主練習のポイント
レッスンを受けるにあたって前述のように頻度も大事ですが、レッスン以外での自主練習を効率よく行うことで、レッスンにも生かせて、効果的な上達にも繋がりやすくなります。
また、初心者や中級者、上級者と、レベルによって自主練習の効率の良いやり方は多少異なりますので、レベル別の自主練習のポイントを解説します。
ゴルフ初心者におすすめのレッスン頻度と自主練習の方法
初心者の方は、身体や頭がゴルフの動きを理解していない状態なので、練習の間隔が開くとスイングがわからなくなり上達に繋がらなくなります。
レッスンの頻度に関しては、なるべく多いに越したことはありません。
お財布と相談してなるべく間隔をあけすぎないように受けてみてください。
自主練習はレッスンで習ったことを、少し退屈な練習だとしても、徹底して反復練習することがポイントになります。また、毎日球を打てなくてもいいので、身体や頭で動きを理解し覚えるためになるべく毎日素振りやシャドースイングでゴルフの動きを5分でもやると良いでしょう。
中級者におすすめのレッスン頻度と自主練習の方法
中級者は、ある程度スイングは理解しているし、ある程度スイングはできる、という方が多いでしょう。
また、中級者の方は漠然と「なんでこうなるのかわからない」「もっときれいに打てるようになりたい」といった目標や課題を持ってレッスンを受けると思います。
その目標や課題によりますが、課題を明確に意識して、定期的、または単発レッスンを月数回受けるのが良いのではないでしょうか。
レッスンの効果を最大限に高めるための自主練習の方法もあります。
課題や目標に対して、レッスンで受けたアドバイスや意識する部分をしっかり意識して、スイング動画などを確認しながら、レッスンとレッスンの間で数回自主練習を行ってみてください。
上級者におすすめのレッスン頻度と自主練習の方法
上級者の方がレッスンを受ける場合、おそらくピンポイントで「スライス・フックを直したい」や「飛距離アップしたい」と目標や課題を持って受けに行くでしょう。
スイングに対しての理解度が高い上級者の方は、初心者や中級者に比べてレッスンを受ける回数は少なくても良いでしょう。
自主練習は、中級者同様、レッスンで受けたアドバイスをもとに、自身のスイングを動画で確認しながら復習することで、スイングを客観視できるのでオススメです。
レッスンの目的や上達期間別、ゴルフレッスンの頻度の選び方と効率を上げるための自主練習のポイント
レッスンに通うきっかけとなる目的や、上達するための期間によってレッスンに通う頻度も変わってくると思います。
また、レッスンとレッスンの間でその目的や上達目標に向けてどのように自主練習するかによって目標達成や上達に繋がってくるので、効率の良い自主練習のポイントをご紹介します。
趣味・健康・運動を兼ねてゆっくりとコースデビューを目指す場合
健康維持や趣味のひとつとしてゴルフを始めて、「いずれはコースデビューを」、と長期的に考えている方は、単発のレッスンではなく、回数制や月額制などといった月に複数回通えるプランで、なるべく間隔を開けすぎずにレッスンに通うと良いでしょう。最近ではコナミスポーツのようにスポーツジム・フィットネスジムに併設のゴルフスクールも増えています。
また、自主練習では、焦らずにレッスンで教わったことをしっかり意識して、反復練習をすることで身体が動きを覚え、上達に繋がります。
ある程度ゴルフ経験があり、ドライバーの飛距離アップなど中期的にレベルアップしたい場合
飛距離アップや打ちたい球筋、技術を身に付けるために中期的に考えている方は、ある程度決まった間隔でレッスンに通って、自主練習もなるべき決まった間隔でやることで復習、反復練習を忘れずに行えます。

レッスン中や自主練習中に動画を撮って、客観的に自分のスイングをみることで、悪い点や意識するポイントが明確になるのでオススメです。
ある程度ゴルフ経験があるがスライス矯正など目先の問題を改善したい
ピンポイントで直したい癖や、打ちたい球筋などの目標を持ってレッスンに通う方は、中期的、長期的というよりは、短期または単発で受けれるレッスンで、グループレッスンなど複数人いるレッスンより、マンツーマンのパーソナルレッスンのほうが集中して取り組むことができるでしょう。
インドアゴルフ場のシュミレーター・スイング解析機やスマホなどを活用して自分で動画を撮って確認したり、計測器で測定しながら具体的な修正ポイントをレッスンで教わり、自主練習でも動画を取りながら意識して復習していくことで、効率的に改善されていきます。
初心者または打ちっぱなしに行ったことがある程度だが、仕事の接待や親族の海外結婚式などで短期間で急遽コースデビューを果たす必要がある場合
どうしてもやらなければならなくなって、短期間での上達や、周りに迷惑をかけない程度に打てるようになりたいという初心者の方は、ライザップゴルフのようにぎゅっと間隔を詰めて短期間・短期集中で複数回ゴルフレッスンに通う方が良いでしょう。
また、自主練習の方法もわからない方が多いと思います。レッスンのコーチに、練習場で打つ練習法を教わると同時に、それ以外にも自宅でできる素振りやトレーニングの方法を教わっておきましょう。

できるだけ毎日5分10分の少ない時間でもよいので、素振りやトレーニングを行うことで身体や頭が動きを理解し、短期間での上達に繋がっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
レベルや環境、状況によって月にレッスンに通う回数は変わってきます。
レッスン料もスクールによって変わりますので、通いやすい自身にあったスクールを選びお財布とよく相談してレッスンを受けていきましょう。
また、レッスンで習ったことを反復練習することで上達に繋がるので、レッスンのときだけ練習をするのではなく、レッスン以外でも自主的に練習を行い、上達を目指していきましょう。